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ハイエクの政治思想―市場秩序にひそむ人間の苦境 作者: 山中優出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/0... ハイエクの政治思想―市場秩序にひそむ人間の苦境 作者: 山中優出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/03/09メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (18件) を見る 第3章までは、とても興味深く読み、第4章の後半以降は、違和感を持ちつつ読んだ。ハイエクの自由論を、義務論と帰結主義の併用という視点からみる第2章、ヴァンバーグのハイエク批判を取り上げる第3章など、前半は各章に読み応えがあり、勉強になる。後半は、特に終章の日本に当てはめた議論はステロタイプであるが、実証に耐え得る議論とは思われない。(近年の日本についての自分の見方は、「日本版ニュー・エコノミー論と格差問題」(サイドの「リンク集」を参照)に書いた通り。) 以下、各章の大要。 序章 なぜ今ハイエクか? 第1章 全体主義批判 ”市場さもなくば隷従” ハイエクはいわゆる「中道」路線を否定し、いわば”市場
2008/02/03 リンク