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京都大学の先生で音楽評論家である岡田暁生さんによる中公新書の一冊である。 セール用に巻かれた本書の... 京都大学の先生で音楽評論家である岡田暁生さんによる中公新書の一冊である。 セール用に巻かれた本書の派手な黄色の帯には「「お好きなように」と言われてもお困りのあなたに」と明朝体で大書されている。しかし、読んでみると、実際にこの本が読者として選んでいるのは、むしろ一月と空けず音楽会に通ったり、自宅には音楽CDのコレクションがしこたま揃っていたりという人たちではないかと思う。そういう人に向けて、音楽、この本ではその対象はいわゆるクラシック音楽だが、それらはどんな風に聴くのがよい聴き方なのだろう、音楽を評価するってどういうことなのだろう、という至極ストレートな問を突きつけてくる本である。 善し悪しはリスナーの生理的な反応であり、それは個人によって異なる。相性が存在する。つまり、誰もがよいといい、誰もが悪いという演奏はごくわずかしか存在していない。そして、その個人の評価に影響を及ぼすのが「内なる図書