注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
前のエントリーで伊沢紘生先生の発言を引用したが、同じ『サル学の現在』の中で伊沢さんは、餌場という... 前のエントリーで伊沢紘生先生の発言を引用したが、同じ『サル学の現在』の中で伊沢さんは、餌場という人工的な空間と野生の生活空間とにおける猿同士の関係について興味深いコメントをなさっている。 自然界では、同じ食物をサル同士が真剣に争い合うという場面は生じないんです。食物はその辺にいくらでもありますから、ことさら争う必要がない。(中略)はじめから争いが生じないようにみんなちゃんとすみわけている。競争によって律しられていないすみわけ社会なんです。そこでは、一番強い個体も、他の個体と全く同じように生活しているだけで、ボス的なふるまいはまるでないんです。ああいうボス的なふるまいが出てくるのは、餌づけによって、同じ食物を狭い場所で各個体が同時に相争うという特殊な状況が生まれたからなんです。 さらに、今の人間社会が餌づけされたサル社会に似ているのは、「今の人間社会が、基本的に餌づけされた社会だからなのかも
2008/09/25 リンク