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前回は世界遺産の法隆寺・法起寺および中宮寺、法輪寺のことを書いたが、斑鳩町にはほかにも由緒ある著... 前回は世界遺産の法隆寺・法起寺および中宮寺、法輪寺のことを書いたが、斑鳩町にはほかにも由緒ある著名な神社や寺、古墳が存在し、貴重な文化財が数多く残されている。 藤ノ木古墳 法隆寺西側の集落を抜けたところに藤ノ木古墳(国史跡、斑鳩町法隆寺西2-1)がある。六世紀の後半に築造されたと推定されている古墳で、未盗掘の横穴式石室には石棺に成人二名が合葬されていて、金銅の馬具や装身具や刀剣などが多数出土した。 被葬者については、Wikipediaによると、「前園実知雄(奈良芸術短期大学教授)や白石太一郎(奈良大学教授)は、2人の被葬者が『日本書紀』が記す587年6月の暗殺時期と一致することなどから、聖徳太子の叔父で蘇我馬子に暗殺された穴穂部皇子あなほべのみこと、宣化せんか天皇の皇子ともされる宅部皇子やかべのみこの可能性が高い」と書かれている。法隆寺に近いので、聖徳太子の叔父というとそうかもしれないと納
2024/11/02 リンク