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キスと性交を描かない(描けない)真の理由 『寝ても覚めても』の物語は単純です。主人公朝子が、1.激し... キスと性交を描かない(描けない)真の理由 『寝ても覚めても』の物語は単純です。主人公朝子が、1.激しい恋に落ちた麦(ばく)に逃げられた後、2.瓜二つの亮平に出会い夢中になるものの、3.やがて麦と再会して駆け落ちし、4.しかし最後は思い直して亮平の元に戻る。「瓜二つの男に夢中になる」と「駆け落ち後に思い直して戻る」という契機が、「意味論的・視覚論的に説得的かどうか」がポイントです。 最も素晴らしかったのは、朝子が亮平らと会食をしているときに麦が突然現れ、朝子を奪い去るシーンです。麦はまず亮平を見、「この男は朝子に、どれだけのものを与えられるのか」と値踏みする。そして、「この程度の男なら、自分が朝子に手を差し出せばついてくる」という確信を持った──このプロセスが視線の劇で分かる。演出力があります。 男が他の男を値踏みしてその場で女を奪うーー濱口竜介監督はこのシーンに賭けたのでしょう。成功してい