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——宇野さんのこれまでの著作は、アニメや特撮といったサブカルチャーの作品を通じて社会を論じていまし... ——宇野さんのこれまでの著作は、アニメや特撮といったサブカルチャーの作品を通じて社会を論じていました。しかし今回の著書『遅いインターネット』(幻冬舎)では、そうした固有名詞はほとんど出てきません。政治や経済の話題を正面から論じる、という書き方になったのはなぜでしょうか。 サブカルチャーの固有名詞を出さずに一冊の本を書くことは、どこかで一度やらなくてはいけないだろうと思っていました。もちろん『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎文庫)や『母性のディストピア』(ハヤカワ文庫JA)といった著作は僕の代表作だし、この先も何らかの形でサブカルチャーの批評は書くと思います。 しかしそうしたサブカルチャー評論で培った理論や世界観をシンプルにまとめた、社会に対するマニフェストのような本が必要だと考えていたんです。「遅いインターネット」という活動を始めたことで、それが具体的になったという順番です。 ——この本は
2020/03/16 リンク