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ルイ15世は、フランス史上最低の王の一人、とされている。 政治向きはポンパドゥール夫人に牛耳られ、国... ルイ15世は、フランス史上最低の王の一人、とされている。 政治向きはポンパドゥール夫人に牛耳られ、国庫は7年戦争の敗北ですっからかんになった。(ルイ14世による破綻もあったが) それなのになぜか在位中の国民の人気は高く、「愛しの王」とあだ名され、在位期間は半世紀を越えた。 彼が死んだとき、ヴォルテールは公爵宛の書簡で、忌々しげにこうしたためている。 「王は国民に対して勅令を出すべきであった。愚かな国民は自分を『愛しの王』などと愚かにも呼ぶべきではない、と」 ルイ15世の人気の秘密は、まずその見てくれにあった。王様としてはなかなかのハンサムだったのだ。 そして、病弱であることもまた民心に哀れの情を誘った。 在位期間とその助平ぶりからは意外に思えるが、消化器系の持病があり、少し食べ過ぎるとお腹が苦しくなって寝込んでしまうのだ。 「愛しの王」と呼ばれるようになったきっかけも、その持病にある。 一
2020/05/23 リンク