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サントリー美術館の「御伽草子」展に行ってきた。鎌倉時代から江戸時代にかけての本邦の物語をめぐる展... サントリー美術館の「御伽草子」展に行ってきた。鎌倉時代から江戸時代にかけての本邦の物語をめぐる展覧会である。必然,絵巻物が展示の大半を占める。ただし,タイトル通りの御伽草子しかないわけではなく,物語全般を扱っているため鼠草子絵巻や百鬼夜行絵巻なども展示されていた。 主要に取り上げられていた物語は浦島太郎と酒呑童子である。とりわけ酒呑童子を描いた作品は,数自体が多いこともあり今回の展覧会でもかなり多く展示されていた。お陰で頼政公も大暴れである(画像は狩野元信による)。一方,頼光の冒険譚は全く取り上げられていなかった。御伽草子から漏れた影響がこんなところに。そして,この2つに限ったことではないが,バリエーションが多いなということは改めて感じた。「これ」という原典があって成立した物語群ではなく,「これ」という物語が整理されるまでに(それが江戸時代としても)かなり時間がかかっているので,こうした事
2012/10/20 リンク