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ムジナノショクダイの断面。上部にリング状の構造があり、そこからおしべが垂れ下がっている=末次健司... ムジナノショクダイの断面。上部にリング状の構造があり、そこからおしべが垂れ下がっている=末次健司・神戸大教授撮影 光合成をしない植物「タヌキノショクダイ」の仲間で、新属新種の植物を発見したと、神戸大や鹿児島大などの研究チームが発表した。ほとんどが土の中に埋まっていることから、地中をすみかとする「ムジナ(アナグマ)」にちなんで「ムジナノショクダイ」と名付けられた。 【写真】新属新種の植物「ムジナノショクダイ」の花 ムジナノショクダイはキノコのような形で、全体が白く、数珠状のゴロゴロとした根を持つ。根の先端からの高さは3センチ。6月上旬の約1週間だけ、触手のような花の部分(高さ2ミリ、直径2センチ程度)が地表に現れる。 最初に見つけたのは福岡市の植物愛好家、中村康則さん(49)。2022年6月、鹿児島県肝付町の山林の中で、タヌキノショクダイの仲間のように見える白い花が、雨で流されて落ちているの
2024/03/01 リンク