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名古屋大学(名大)は1月16日、量子力学(量子物理学)の基本原理とされてきた「不確定性原理」の破れを実験... 名古屋大学(名大)は1月16日、量子力学(量子物理学)の基本原理とされてきた「不確定性原理」の破れを実験的に観測することに世界で初めて成功したと発表した。名古屋大学大学院情報学研究科の小澤正直教授とウィーン工科大学の長谷川祐司准教授を中心とする共同研究グループによる発見で、成果は「Nature Physics」電子版に英国時間1月15日に掲載された。 高校の物理の教科書にも記述がある不確定性原理は、ナノの世界(量子力学)の深淵を語る基本原理として広く知られている。位置と速度のような2つの物理量を正確に測定することは原理的に不可能であるというものだ。 この原理はドイツのノーベル物理学賞受賞者ハイゼンベルク氏がガンマ線顕微鏡の思考実験で1927年に導いたもので、位置の測定誤差ΔQと運動量(質量×速度)の測定誤差ΔPの間に「ΔQΔP≧h/4π」が成り立つとされ、結果として位置と運動量の同時測定は
2012/01/25 リンク