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「風が吹いても痛い」と言われるほどの激しい関節痛を引き起こす痛風は、尿酸値が高い状態が持続するこ... 「風が吹いても痛い」と言われるほどの激しい関節痛を引き起こす痛風は、尿酸値が高い状態が持続することで発症する疾患です。発症リスクとしては、食生活の欧米化や肥満などの環境要因が考えられていますが、同じような生活習慣にもかかわらず、痛風を発症する人としない人が存在することから、遺伝的要因の存在も考えられていました。 全容はまだ明らかになっていませんが、防衛医科大学校の松尾洋孝講師、崎山真幸医官らの研究グループが、2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)遺伝子が痛風の発症に関わっていることを発見したと、発表しました。 ALDH2はアルコールの代謝に重要な役割を果たす酵素で、ALDH2遺伝子上のrs671(Glu504Lys)という一塩基多型(SNP)の個人差によって決まることが知られています。 ALDH2の機能は、rs671にLysアレルを持たない(Glu/Glu)人に比べて、Lysアレルを1つ持