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子供と母親の絆を作る脳回路調査にあたってターゲットとなったのは「子供時代に活発なのに大人になると... 子供と母親の絆を作る脳回路調査にあたってターゲットとなったのは「子供時代に活発なのに大人になると弱まる脳回路」でした。 人間やサル、マウスなどの哺乳類は子供のときには母親を求めますが、年齢を重ねるにつれて徐々にその傾向は薄れていきます。 そのため、子供が母親を求めるのに使われる脳回路があった場合、子供のときと大人のときの活性に大きな違いがあると予測されたからです。 哺乳類では母親が子供に授乳する特殊な育児スタイルをとります / Credit:Canva すると脳内の視床の一部、不確帯と呼ばれる領域にあるニューロン(ソマトスタチン発現ニューロン:ZISSTニューロン)に、子供と大人で働きに大きな違いがあることが判明。 ただこのままでは、そのニューロンが本当に子供が母親を求める機能をしているかはわかりません。 そこで研究者たちは遺伝子操作を行い、そのニューロンが活性化したときに光を放つように改