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かつてプロレスラーだった男 徹の目の前には1枚の写真が飾られている。それはリング上に立つ2人のレス... かつてプロレスラーだった男 徹の目の前には1枚の写真が飾られている。それはリング上に立つ2人のレスラーの姿だった。1人は天源一郎、そして、もう1人はヒゲさんだ。今の風貌とは若いが確かにヒゲさんだと分かる。 「ヒゲさん・・・・レスラーだったのか」 徹はソファーのテーブルの方に降り返った。 「そうなの・・・そういわれてみれば、何となく分かるわ」 はなえがトロフィーが並べてある応接間の周りを何となく見渡した。 「こんなに沢山のトロフィー・・・・凄いわね。ヒゲさん」 はなえが納得するように首を縦に振った。 「おまたせしました」 ヒゲさんの奥さんがコーヒーを運んできた。 「奥さん、お気を遣わずに。お名前は・・・」 はなえが聞いた。 「あら、ごめんなさい。申し遅れました。京子です」 京子がはなえと徹の前に丁寧にコーヒーをゆっくりとテーブルの上に置いた。 学生時代はレスリング部に 「すみません、今日は夜
2020/03/08 リンク