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基本的に、自身が後で参照できれば良いというつもりでしか書いていないので、他人に何かを推奨したり、... 基本的に、自身が後で参照できれば良いというつもりでしか書いていないので、他人に何かを推奨したり、是非観ろというようなことをやるのは嫌だ嫌だと言いつつもケッコーやっていて申し訳ないが、ただ、こればかりは僭越ながら観た方が良いですよ、という作品は年に何本かある。 2006年12月8日、東京国際フォーラム・ホールD1でスクリーンに向かって顔を向けているヒトの姿は、ほんの僅かだった。いくらニューシネマワークショップの実習作品で作られたものとは言え、ENBUでの実習作『不詳の人』と『道』(『子宮で映画を撮る女』)の秀作ぶりを観た者なら、又、何より山下敦弘の新作だというのに何故誰も居ないのかと思った。そのことへの憤りが上映後更に積もったのは、これまで映画を観てきて経験したことがないほど大爆笑してしまい、本当に腹が捩れ、胃が痛いと呼吸困難に陥ったからだ。こんなに面白いものを、誰も居ないトコロで観ているこ
2012/05/06 リンク