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ネット上ではコオロギ食への反発が強まり、路上では他の農業問題と絡めての反対デモも行われた=2023年3... ネット上ではコオロギ食への反発が強まり、路上では他の農業問題と絡めての反対デモも行われた=2023年3月(吉田誠さん提供) 「デマや陰謀論に、多くの関係者はまともに反論してこなかったんです。結果、声の大きい人による誤った言説が残ってしまった」 吉田誠さん(34)は取材に対し、一連の騒動をそう総括した。自分を含む関係者全体の「反省」がそこには込められていた。 吉田さんは東京大農学部で昆虫の研究をし、現在は昆虫食と直接は関係のない大手企業に勤務しながら、NPO法人「食用昆虫科学研究会」の理事を務める。2023年春ごろに始まった「コオロギ食の炎上」から1年半以上たった今も、SNS(ネット交流サービス)上では、デマや陰謀論は完全には消えていない。 消えたのは、一つの企業だった。 食用コオロギの養殖や加工食品販売の徳島大発ベンチャー「グリラス」は今年11月、徳島地裁に破産手続きの開始を申し立てた。
2024/12/19 リンク