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人間ドックに行ってきた、と彼女は言った。私は行ったことがないので、どんな感じのものなのか教えても... 人間ドックに行ってきた、と彼女は言った。私は行ったことがないので、どんな感じのものなのか教えてもらった。 ひととおり話したあと、でも私えらいわあ、と彼女は言う。 「だって注射針がすごく怖いのに、強制力のない健康診断を受けたんだから。夫がうるさく行け行けって言うから、がんばって受けたの。自分で自分を褒めてあげたい」 彼女は先端恐怖症なのだそうだ。私はうなずき、痛いのいやだもんね、と言った。すると彼女はちがうちがう、と言う。 「全然ちがう。私、痛いのにはわりと強いの。だってねえ出産ってものすごく痛いのよ。痛いの駄目だったら一人目で懲りる。絶対懲りる」 彼女は子どもがふたりいて、三人目の出産を検討している。 「先端恐怖症っていうのはね、痛いのがいやなんじゃないの。痛いのはあんまり関係ない。痛いのじゃなくって、針っぽいのが嫌なの。注射のあとはかならず貧血を起こすくらい」 ちくっとするのを想像するの