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「陛下は『ジョバンニの外、我に剣なし』と言っておられるそうだ」 「絶大な信頼ですね」 それほどの英... 「陛下は『ジョバンニの外、我に剣なし』と言っておられるそうだ」 「絶大な信頼ですね」 それほどの英雄が民衆に知られていないのは不思議なことであった。 「表立って言えることではない。親衛隊や騎士団の立場もあるからな」 宮廷のごく狭い範囲内で語られることだと言う。 「親衛隊や騎士団は『見せる剣』。ランスフォード卿は『見せぬ剣』なのだ」 故にジョバンニは国王の側仕えの風体で常に国王と共にあり、身には短剣しか佩(は)かない。 「だが、ジュリアーノ殿下に近づける程の者ならば、ランスフォード卿の恐ろしさを知っているはずだ」 王子は王宮を離れ、呪タウン滞在中に命を狙われた。王の傍らにあるジョバンニを避けたとも言える。 「害意ある者は王家に近づくことすらできない。音無しの剣に死角はない」 毒殺者でさえも見抜かれ、返り討ちに遭うと言う。王子の外遊は敵に取り貴重な機会であった。 「私は王子の側仕えとしてお役に