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私、はるしにゃんによる幾原邦彦を論じる原稿の連載第3回目では、『少女革命ウテナ』論の後編を掲載する... 私、はるしにゃんによる幾原邦彦を論じる原稿の連載第3回目では、『少女革命ウテナ』論の後編を掲載する。 前回の『ウテナ』論の前編では、永遠という幻想を欲望するウテナが、倒錯的に「不可能としての革命」を敢行し、対照的に従順な女を演じるアンシーと対になる形で、友情でつながった1つの個性として描かれている様を論じた。 では、果たして、『ウテナ』における革命とはなんだったのか? それはどのように成就されたのか? 剣術というファルス権力のバトルフィールドを変革すること 『ウテナ』では、欲望を、自我を抑圧したアンシーという究極的な太母的女性を巡って剣術によるバトルが行われる。 ここでの決闘が「剣術」によるものであることは象徴的である。単に中世的な騎士道を指し表すのみならず、剣とはもちろん精神分析学的にはやはり男根であり力の象徴である「ファルス」のシンボルであり、そのゲームフィールド上のプレイヤーの権力へ
2022/05/09 リンク