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毎度言う通り私は新刊書を進んで読んだりしないので、今回論争の都合上『ヘヴン』を読んでみた。かねて... 毎度言う通り私は新刊書を進んで読んだりしないので、今回論争の都合上『ヘヴン』を読んでみた。かねて、これはいじめっ子側に立っているとか賛否両論の小説だったが、またどういうわけか擁護するほうも狂気じみていた。私は毎度言う通りいじめっ子は死刑にしてもいいと思っているくらいだから、読むと不快になりそう、ということもあって敬遠していたのである。 さて、ここで物語の筋を説明しつつ、私の感想をさしはさむことにする。いじめられているのは中学二年の男の子で、その子の語りで進み、誰も名前を呼ばないから「僕」でしかない。場所は東京郊外らしく、何百メートルもある並木道を通って行くというから国立であろう。また公立中学らしく、時代は90年代のようだ。 いじめの中心人物になっているのは、二ノ宮という、小学校から主人公と同じ学校の、成績がトップクラスの男、それに百瀬という、同じくらい成績のいい男である。しかし、成績のいい
2010/04/10 リンク