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[ロンドン 13日 ロイターBreakingviews] - このところの原油市場は、産油国に市場経済学の3つの... [ロンドン 13日 ロイターBreakingviews] - このところの原油市場は、産油国に市場経済学の3つの基本的な考えについて教訓を与えている。それらはどれも、痛みを伴うものだ。 まず最初の教訓は、寡占の特性についてだ。産油国が共同で供給を制限すれば、ほぼどんな水準でも価格を設定することはできる。ただ、原油価格が高くなればなるほど、産油国カルテルの結びつきは弱くなりがちだ。1バレルあたり110ドル前後で推移してきた過去3年の原油価格は、産油国間に亀裂を生じさせるのには十分な水準だった。 原油安の主な理由としては、相対的に高コストな産油国が全力操業する一方、低コスト産油国であるサウジアラビアが減産を嫌ったことが挙げられる。サウジは昨年6月、原油価格を下支えようとするのを止めた。産油国カルテルに亀裂が生じて以降、北海ブレント先物は1バレル115ドルから一気に同46ドルまで急落した。
2015/01/15 リンク