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(黒井 文太郎:軍事ジャーナリスト) 5月4日、北朝鮮が複数のミサイルなどを発射した。この件に関し、... (黒井 文太郎:軍事ジャーナリスト) 5月4日、北朝鮮が複数のミサイルなどを発射した。この件に関し、翌5月5日に米国のポンペオ国務長官がFOXニュースのインタビューで語った言葉が波紋を呼んでいる。注目は以下の部分。 ──北朝鮮は2017年以来のミサイル発射実験の凍結を反故にしたことになるのか? ポンペオ国務長官「あれは短距離だった。我々は、それらが中距離ミサイルでも長距離ミサイルでもICBM(大陸間弾道ミサイル)でもなかったと確信している。(中略)我々の目的にとって注目すべき発射凍結は、明らかに米国に脅威を与えるICBMだ」 つまり、米国政府が問題視する北朝鮮のミサイル発射は、あくまでICBMであり、米国に届かないミサイルについては「どうでもいい」ということだ。この発言は、ICBM以外のミサイル発射を容認することを宣言しているに等しい。 これにより、北朝鮮側は自信を深めたはずだ。トランプ政