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理化学研究所のSTAP細胞をめぐる事件は、論文発表から半年経って、ほぼ全容が明らかになった。私の印象... 理化学研究所のSTAP細胞をめぐる事件は、論文発表から半年経って、ほぼ全容が明らかになった。私の印象では、これは2005年に起こった「耐震偽装事件」とよく似ている。違うのは、そのときは姉歯秀次氏(元建築士)がすぐ偽装を認めたのに対して、小保方晴子氏が今に至るも認めていない点だ。 その後の経緯もよく似ている。耐震偽装事件では関係者が組織的に手抜き工事をしていたのではないかと疑われ、国会に証人喚問までされたが、組織的な背景はなかった。しかしこの過程で建築基準法のチェック体制が機能していないことが明らかにされ、法改正が行なわれた。 これは「組織ぐるみの構造問題」ではない 今回の事件も理研の組織ぐるみの犯行をにおわせる話がよくあるが、小保方氏個人の不正行為だろう。今まで明らかになった事実から推定すると、実際の経緯はこういう単純な事件だったと思われる。 ・小保方氏は「体細胞に刺激を与えるだけで幹細胞
2014/08/03 リンク