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7月2日に米労働省が発表した6月の雇用統計で、非農業部門雇用者数(前月差、以下同じ)は▲12万5000人と... 7月2日に米労働省が発表した6月の雇用統計で、非農業部門雇用者数(前月差、以下同じ)は▲12万5000人となり、6カ月ぶりにマイナスに沈んだ。国勢調査に関連する連邦政府の一時雇用が▲22万5000人となり、過去のパターン通り、6月から減少し始めたことが主因である。民間部門の雇用者数は+8万3000人にとどまり、政府部門の落ち込みをカバーできなかった。結果として、筆者が予想していたほどではなかったものの、非農業部門雇用者数のマイナス幅は市場予想中心よりも大きな数字になった。前回5月分に続いて、米国の雇用市場の回復力の弱さ、特に民間部門による雇用創出力の弱さが示された結果だと言えるだろう。住宅とクレジットの巨大なバブルが崩壊した後の米国経済は、例えて言えば、まだ「入院中」の状態である。家計や金融機関のバランスシート調整、住宅セクターの調整などが継続しており、めでたく「退院」できるのはまだかなり
2010/07/06 リンク