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南太平洋、マーシャル諸島の人たちは、3.11の原発事故によって被災した福島の住民たちへの義援金を募り... 南太平洋、マーシャル諸島の人たちは、3.11の原発事故によって被災した福島の住民たちへの義援金を募り、被災者へ励ましの言葉を届けた。この事実に、『ふるさとはポイズンの島~ビキニ被ばくとロンゲラップの人びと』(旬報社)の著者の1人、渡辺幸重氏は胸が熱くなったという。 故郷を離れ、戻れるかどうか分からない不安のなかでいまだ仮の住まいを余儀なくされている福島の被災は深刻である。同様に、半世紀以上前の1954年に水爆実験によって被曝したマーシャル諸島の人々の被害も甚大だった。 故郷の島は核実験により汚染され、離島を余儀なくされ健康被害も出た。放射能汚染がなければ平和なのどかな暮らしは一転し、以来翻弄され続けた。生活も決して豊かとは言えない彼らが、同じ放射能汚染で苦しむ福島のことをわが事として受け止め、義援金を送った。 いまだ自分たちも汚染の問題に向き合っているのに他者を思いやる。このことに渡辺氏は
2013/03/12 リンク