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歯髄(しずい)は、歯の内部(歯髄腔)において存在する疎線維性結合組織のことである。俗に言う「歯の... 歯髄(しずい)は、歯の内部(歯髄腔)において存在する疎線維性結合組織のことである。俗に言う「歯の神経」。 歯髄の外形は象牙質の外形にほぼ一致しており、髄質の部分を冠部歯髄、根管部分を根部歯髄と呼ぶ。特に、髄室角を満たす歯髄を髄角と呼称する。 歯髄は象牙質直下の冠部歯髄を表層から象牙芽細胞層(odontoblastic zone)、細胞希薄層(cell-free zone)、細胞稠密層(cell-rich zone)、歯髄の中心部(pulp core)と4層に区分することができる。ただし根部歯髄では細胞希薄層が不明瞭となる。象牙芽細胞層から細胞希薄層にかけては血管が豊富で、細胞希薄層から細胞稠密層にかけてはRaschkow神経叢が発達している。このRaschkow神経叢から枝分かれしたものの一部が象牙細管内に侵入し、象牙芽細胞の突起に結合している。髄角は歯髄のなかでも血管と神経の両方がよく発
2014/01/04 リンク