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2015年08月24日23:18 カテゴリ本 公共性の構造転換 フランス革命にあって明治維新になかったのは、福沢... 2015年08月24日23:18 カテゴリ本 公共性の構造転換 フランス革命にあって明治維新になかったのは、福沢諭吉のいう国民(ネーション)である。それはイギリスでは17世紀いっぱいかけてゆるやかにできたが、フランスでは18世紀末に暴力的に形成された。ドイツでは19世紀末に変則的な「国民国家」がつくられたが、日本にはついに生まれなかった。 本書はこうした国民意識の形成を、公共圏という概念で論じた古典である。初版は1962年で、一時は日本でも流行した「市民社会論」の元祖だが、「古典的な公共圏を過度に美化した左翼的プロパガンダ」と批判されて忘れられた。しかし本書につけられた1990年版の序文で、ハーバーマスはこうした批判を率直に認め、マルクス主義を放棄している。 昨今の安保や原発などをめぐる幼稚な議論も、大衆化した左翼メディアが公共圏を独占する一方、人々が親密圏(家族や職場)に撤退したからだろ