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沢木耕太郎の『彼らの流儀』に「ギャラクシー」という題された文章がある。 それは、石原慎太郎と盛田昭... 沢木耕太郎の『彼らの流儀』に「ギャラクシー」という題された文章がある。 それは、石原慎太郎と盛田昭夫の『NOと言える日本』を英訳した人物は誰か、というテレビの報道番組の紹介から始まる。 アメリカ議会に出回った『NOと言える日本』は、「意図的な誤訳と省略に満ち満ちている」という石原慎太郎の非難を受けて、では「英訳者」は誰なのか? と取材が始まり、最後には米国防総省の記者会見から翻訳した人物が発覚する、というのがその番組の内容である。 英訳した人物は、沢木の知り合いのようだ。彼は英訳者と話す。 「石原さんは一貫してあれはタメにする訳だったと言ってますけど」 「そんなことないよ」 「まったく無心で訳していた?」 「ただこういう気持はなくもなかったかもしれないな。日本人は、日本の国内で日本語で喋ったり書いたりしているかぎりは絶対に外国には伝わらない、と安心しきっている。しかし、もう、そんな時代では
2017/07/25 リンク