エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
神吉拓郎の短篇集『二ノ橋 柳亭』が光文社文庫に入った。 この作品集が、『二ノ橋 柳亭』というタイトル... 神吉拓郎の短篇集『二ノ橋 柳亭』が光文社文庫に入った。 この作品集が、『二ノ橋 柳亭』というタイトルで刊行されるのは初めてのことで、かつては『ブラックバス』という題で文春文庫に入っていた。 春先に、大竹聡編『神吉拓郎傑作選1 珠玉の短編』(国書刊行会)、神吉拓郎『私生活』(文春文庫)を読んで慰められるところが大いにあり、清張の名篇「発作」に似た味わいのある「警戒水域」*1や、「涅槃西風」、「鰻」、「心のこり」、「信濃屋食堂の秋」、「ブラックバス」あたりは、とりわけ印象に残ったものだった。しかし国書刊行会の選集には、「二ノ橋 柳亭」が択ばれていなかったので、さっそく光文社文庫版を求め、帰省時の車中で表題作からじっくり読んでみたところ、これがまた一読三嘆の佳品であった。何より、文章がいい。併録の色川武大「室内楽的文学」によると、神吉は相当な遅筆だったらしいが……。 さてこの「二ノ橋 柳亭」に、