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経営陣の業務執行を監視するのが社外取締役の仕事だが、伊藤邦雄氏らが紅麹問題の報告を受けたのは、1週... 経営陣の業務執行を監視するのが社外取締役の仕事だが、伊藤邦雄氏らが紅麹問題の報告を受けたのは、1週間後には株主総会が控えた3月22日。ギリギリのタイミングで社外取締役に伝えること自体が不可解だ。社外取締役が軽んじられているように見える。大阪シティ法律事務所の松岡直樹弁護士が続ける。 「会社側からすると、社外取締役は『取締役会で言うことを聞いてくれたらいい』『厳しいことは何も言わずに、もっともらしいことだけ言って賛成してくれたらいい』という存在だったのではないでしょうか」 オアシスが公表しているレポートでも、伊藤氏が社外取締役として「小林一雅前会長と小林章浩前社長への責任追及に失敗」と批判している。そうした背景にあるのは、伊藤氏の在任期間の長さだ。伊藤氏は実に11年にわたって小林製薬の社外取締役を務めている。 「在任期間が長いと、経営者との関係が深くなってしまいます。経営者が創業家であればな
2025/01/13 リンク