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浅羽通明『ナショナリズム 名著でたどる日本思想入門』が文庫化(isbn:4480430512)。昨年やってた浅羽... 浅羽通明『ナショナリズム 名著でたどる日本思想入門』が文庫化(isbn:4480430512)。昨年やってた浅羽公開講座が再開というのでようやく読む。 ちなみに、2004年に旧版が出た当時の感想文はこちら。 なにしろ9年前の刊行だけに、各章末の「読書ノート」コーナーを中心にけっこう加筆されている。 たとえば、日本の風景に対する愛着、愛郷心を論じた「第四章 ああ、日本のどこかに――国土のナショナリズム」の章末では、志賀重昂が『日本風景論』で展開した日本の象徴としての富士山礼賛について述べていた。 文庫版ではこれに結びつけて、架空の戦後史を描いた矢作俊彦の小説『あ・じゃ・ぱん!』では、アメリカ軍の原爆投下で富士山が破壊されたことが作中での日本人には大きな屈辱になっている点に言及。さらに、同じ図式がアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』でも、他国の占領によって富士山が資源採掘のため削られた風景
2013/07/04 リンク