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2017年の『直木賞』と『本屋大賞』をW受賞した『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)で、それぞれに異なる才能を持つ... 2017年の『直木賞』と『本屋大賞』をW受賞した『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)で、それぞれに異なる才能を持つピアニストたちの青春と成長を描いた小説家・恩田陸さん。ジュブナイルSF、ミステリー、ホラー、冒険小説など多彩な世界を表現し続けてきた人だが、それとは別に知る人ぞ知る別の一面を持っている。それは「酒豪」であること。 特に大のビール党で、旅にまつわる文章をまとめたエッセイ集『隅の風景』(新潮社)に収録された『チェコ万華鏡』では、(苦手な飛行機移動に耐えてまで)チェコビールのために東欧へと旅立った体験を報告している。 これまでFikaではノルウェーや北欧のさまざまなカルチャーを紹介してきたが、今回はビール大好き恩田さんとともに、日本でも数少ない、ノルウェービールを専門とするビアバー&カフェ「ØL Tokyo」(以下、オル トーキョー)を訪ねることになった。渋谷宇田川町の素敵なお店で、さあ、まっ昼