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すぐ前のエントリで取り上げた「構造構成主義」は、池田清彦氏の「構造主義科学論」を一つの源流として... すぐ前のエントリで取り上げた「構造構成主義」は、池田清彦氏の「構造主義科学論」を一つの源流としている。そこで池田氏の本も読んでいるのだが、「構造主義科学論」とは次のようなものであるらしい。 たとえば、e=mc^2 という方程式があって、eがエネルギー、mが質量、cが光速度を意味している。 方程式はあるものと別のものとの関係を表現するものであり、科学的な言明である為には、それぞれの述語の意味を厳密に決める必要があると一般的に思われている。 ところが、「構造主義的科学論」の立場では、述語の意味を決めること、つまり、記号と現実世界の事物との対応関係を定めることは重視されないらしい。というか、それが不可能であるという前提に立って、それでも意味がある「科学」とは何なのか考える思想であるらしい。つまり、e=mc^2という方程式は、各記号の意味と関係なしに一つの「構造」として論じる価値があるという話?
2007/06/22 リンク