注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
ネットには「死にたい」「消えたい」「殺して」というつぶやきが流れている。 しかし、「死にたい」は一... ネットには「死にたい」「消えたい」「殺して」というつぶやきが流れている。 しかし、「死にたい」は一種の忌み語になっており、入力すると速やかに相談窓口へ誘導される。また、この言葉を掲げる記事は目立たないよう扱われる。切実な声は画一的に処理され、表立ってこない。 こうした声にどう向き合うべきなのか。また、こうした声と共に居ることは、いかにして可能なのか―――「死にたい」をめぐるコミュニケーションのありかたを考えたのが本書になる。 社会学者である著者は、「死にたい」という言葉の使われ方に着目する。 この言葉を発する人は、社会的な属性や貧富の状態、学歴、就業状況は様々だ。心療内科に通っている人もいれば、行かない人もいる。診断名もまちまちだし、自傷する人もいればしない人もいる。深刻に吐露している人もいれば、「死にたい」は「生きづらさ」の言い換えだという人もいる。 だが、この言葉を介してつながりあう人
2023/04/01 リンク