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現在発売中の『ユリイカ』8月号に寄稿した「みーんな投稿欄から大きくなった♪――サブカルチャー雑誌・投... 現在発売中の『ユリイカ』8月号に寄稿した「みーんな投稿欄から大きくなった♪――サブカルチャー雑誌・投稿欄盛衰記」では、投稿雑誌『ポンプ』に高校時代の岡崎京子が熱心に投稿していたことに触れ、さらに《そのイラストには当時よりファンがおり、ほかの読者による「岡崎京子論」と題する投稿まで掲載されるほどだった》ということも紹介した。本文中ではとりあげなかったが、せっかくなので、くだんの『ポンプ』読者による「岡崎京子論」をここに転載しておきたい。おそらくこれは、岡崎京子を論じたものとしては、もっとも古いものではないだろうか。 岡崎京子論 ――あるいは、触覚のある少女について――京子の描く少女は「昆虫」である。昆虫にまつわる特質的イメージは、「本能」である。本能とは何か。それは「掛け替えの無さ」あるいは「ただそれだけのモノ(、、)」である。 京子の描く少女は、よく笑う。しかし少女は決して笑っていない。口
2008/10/11 リンク