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西崎 次からは全部海外作品ですね。デルモア・シュワルツの『夢のなかで責任がはじまる』はユダヤ系ア... 西崎 次からは全部海外作品ですね。デルモア・シュワルツの『夢のなかで責任がはじまる』はユダヤ系アメリカ人作家の短編集。シュワルツはあのナボコフが絶賛したという20世紀アメリカ文学の伝説的作家です。この人の作品は、一貫して詩的で非常に美しい。書き方も非常に計算されていて、すごくうまい作家だなと思います。翻訳も素晴らしい。僕のおすすめは表題作、それから「陸上競技会」です。 豊﨑 マーティン・エイミスの『関心領域』も傑作です。映画を観たという人は多いんですが、原作は映画とは全く別物。迷いなくユダヤ人を殺すナチス側が送っている日常の軽さと、同胞の遺骸から髪の毛や金歯を回収する使役を強制されているユダヤ人が手記として綴っていく罪の意識の重さ。その落差が生む恐怖は小説でしか味わえません。ウクライナやパレスチナなどの問題がある今の時代、人間という生き物の業について考えるために、広く読まれるべき作品だと思