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毎年9月から10月の約1ヵ月だけ通行が認められるのは、旭川空港の南東約20kmに位置する忠別湖の北岸にあ... 毎年9月から10月の約1ヵ月だけ通行が認められるのは、旭川空港の南東約20kmに位置する忠別湖の北岸にあるチョボチナイゲートから、北方の東川北7線ゲートまでの12.4km。もともとは富良野市から上川町までの一般道路として計画された道道1116号線(富良野上川線)の一部区間が、“幻の道路”と化している。 チョボチナイゲートの看板 チョボチナイとはいかにもアイヌ語っぽい地名で、ゲートの手前に架かる車道の橋はチョボチナイ橋、その下を流れて忠別湖へ注ぎ込む渓流はチョボチナイ沢と名付けられている。だが、この地域に関するアイヌ語の地名解説書を開いても、「チョボチナイ」という地名そのものは出てこない。 ただ、明治・大正期の古地図を見ると、現在のチョボチナイ沢のあたりに「カムイチェプオッナイ」(鮭・乱入する・谷川)という川が流れている(由良勇『上川郡内 石狩川本支流 アイヌ語地名解』P83より)こと、そこ