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『大パリニッパーナ経』は、ブッダの晩年の姿をうつした美しい経である。その経は、ごく少数の弟子たち... 『大パリニッパーナ経』は、ブッダの晩年の姿をうつした美しい経である。その経は、ごく少数の弟子たちとともに歩んだ最後の旅の記録ともなっているのだが、あわせて故郷のカピラヴァストゥに死に場所を求めての旅でも あった。最近、作家の五木寛之が、同じラージャグリハからクシナーラーにいたる400キロの道をクルマを駆ってたどっているが、酷暑にあえぎ、悪路に難渋し、夜毎ヘビやダニになやまされる苦難の旅だったそうである。 全盛期には、弟子「1250人」をひきつれてラージャグリハのメインスト リートを闊歩したブッダだったが、学派の経営には興味をもてなかったらしく、はやばやとその地位を知慧第一とうたわれたサーリプッタに譲っている。そのサーリプッタが早世したのちは、頭陀行第一と称されたマハーカッサパがその跡を継いだ。知的な理論派だったサーリプッタからオカルトのマハーカッサパへ、学派内の雰囲気もすっかり変わってもい
2007/09/01 リンク