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私は女学生ではなく中年のおっさんだけど、かなりの共感を持って読み進めた。半ばは女学生に、半ばは渡... 私は女学生ではなく中年のおっさんだけど、かなりの共感を持って読み進めた。半ばは女学生に、半ばは渡辺先生に。 学生たちが津田塾の、しかも三砂ちづるゼミの学生ということで、相当に「意識高い成分」が濃いとは思われる。彼女たちのもつ生きづらさの正体を、歴史家が穏やかに諭すようにときほぐしていく。 渡辺京二は「何々すべきだ」なんて話し方はしない。「何々しとったらええんですよ」という。 渡辺によれば、学生たちの生きづらさの根っこにあるのは、人間は自由で自立していて夢をもって生きるべき、というドグマ(本人はそんな言い方はしていなくて、評者である私の要約)。趣旨は『逝きし世の面影』にも色濃く出ていたと思うが、庶民は「分をわきまえ」ぼちぼち生きとったらええんです、「ふつう」のレベルを上げすぎているから下げなさい、という。 学生たちは理想が実現されていない現実社会を「異常事態」ととらえていて、それは、自己実現