注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
輸血医ドニの人体実験 科学革命期の研究競争とある殺人事件の謎 著者:ホリー・タッカー 出版社:河出書... 輸血医ドニの人体実験 科学革命期の研究競争とある殺人事件の謎 著者:ホリー・タッカー 出版社:河出書房新社 ジャンル:自然科学・環境 輸血医ドニの人体実験―科学革命期の研究競争とある殺人事件の謎 [著]ホリー・タッカー 現代では、ごく当たり前の処置方法である輸血だが、他人の血を注入することに対して、どこかで怖いとも思う。血に対して抱く畏怖(いふ)心は、本能なのか文化なのか。 いずれにせよ、血液型や免疫や消毒、細菌の知識があるからこそ、医師に腕を差し出せるというもの。本書はそれらがまだなにもわかっていない17世紀に英仏で行われた輸血実験にまつわるブラッディな歴史ノンフィクションだ。 17世紀の科学はまだ黎明(れいめい)期。迷信や錬金術も跋扈(ばっこ)する。中世まで教会は死体解剖に否定的で、学問として盛んに行われたのはルネサンス期からのこと。 けれども死体はあくまでも死体。生存中の心臓や血液の
2013/07/12 リンク