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「トゥデイズ」 [著]長嶋有 「感じ」のいい話だ。 賃貸暮(ぐら)しから紆余(うよ)曲折あった家探... 「トゥデイズ」 [著]長嶋有 「感じ」のいい話だ。 賃貸暮(ぐら)しから紆余(うよ)曲折あった家探しの末、神奈川県の大型マンションを購入した四十歳の立花恵示と三十五歳の美春夫婦の物語である。子供は来年小学生になる息子コースケ。住宅ローンはまだ三十年以上残っている。 彼らが暮らすRグランハイツは七階建てで全五棟あり世帯数は五百。築五十年ではあるものの一九七〇年代当時の「モダン」な建物で、敷地内にはプールも付いている。とはいえ、どの棟にもオートロックのようなセキュリティはなく、誰でも入り放題。〈悪さをしたい者にとっては貴重な、入れ食いの物件なのだ〉 恵示はほぼ在宅で仕事をしているエンジニア。旅行代理店をコロナ禍で早期退職した美春は、現在近所の薬局でアルバイト中。家事や育児を〈半分に出来ることはなるべく半分で〉を夫婦間の了解とするふたりは、コースケの寝かしつけや、食事の用意や保育園の送り迎えなど