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日本特有の企業形態と言われる総合商社。手掛ける事業は多く、常に変化が求められる。そんな中で丸紅中... 日本特有の企業形態と言われる総合商社。手掛ける事業は多く、常に変化が求められる。そんな中で丸紅中部支社の鈴木敦支社長が目をつけたのは、他社と連携して新たな事業やサービスを生み出す「オープンイノベーション」。昨年9月の中部支社独自の拠点「AGORA(アゴラ)」開設を主導した。商社の行動基準を「感謝の気持ち」と話す鈴木支社長に業界や中部地方の展望を聞いた。(聞き手・勝股大輝) 鈴木敦(すずき・あつし)1965年生まれ。東京都出身。立教大経済学部卒。87年に丸紅入社。自動車第一部長や自動車・リース事業本部長などを経て2019年に南西アジア支配人兼丸紅インド会社社長に就任。22年に丸紅中部支社長。24年4月から名古屋大学客員教授も務める。趣味はゴルフと食べ歩き。 ――総合商社は日本特有の企業形態だとよく言われますが、現在の業界全体についてどういうふうに見てらっしゃる。 私が入社したのが1987年な