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著作権というには、非常に優れたネーミングだろう。 著作という概念は、著作と作者を切り離すことはでき... 著作権というには、非常に優れたネーミングだろう。 著作という概念は、著作と作者を切り離すことはできない。 「源氏物語」の作者は、1000年たとうが、10000年たとうが、「源氏物語」の作者は「紫式部」 であることはかわりがない。 「我輩は猫である」であるの著者は、1000年たとうが、「夏目漱石」である。 この関係は、永遠に切り離すことはできない。 この関係を保ちながら、複写権、出版権などを論じるのは、どうしても、難しい。 著作権切れという表現が、著作と作品を切り離すイメージがついて回る。 英語では、Copyright となり、言葉を単純に訳せば、複写権となる。 しかし、一度作られて、浸透したこの言葉(しかも、多くの利害関係を含んでいる) を、簡単に変更することはできないだろう。 しかし、学問、学術の発展のために、なにか、新しい打開策を検討すべきである。