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「でも先生、勲章がありますから」 数年前、課長補佐の肩書きを持つ役人が私に言った。彼は、当時私が任... 「でも先生、勲章がありますから」 数年前、課長補佐の肩書きを持つ役人が私に言った。彼は、当時私が任されていた国の研究プロジェクトの取り組みについて、私を説得に来たのである。 私は即座に答えた。 「2000円のブリキ細工なんかいりません」 すると、課長補佐と一緒に来た若い技官が、つまらないことをつけ加えた。 「先生、4000円くらいはすると思いますよ…」 真面目な担当課長の熱意にほだされたものの… 国の研究プロジェクトは、役人がマネジメントを誤って失敗することが多い。彼らが作った通りのシナリオで実行し、大学の“有識者”や“専門家”に評価させて、お墨付きを得る。小泉内閣以降、内閣府が開く会議では、そうでもない例が増えたが、ほとんどの省庁の会議には、いわゆる「御用教授」が集められる。 だから、正論を言って口うるさい私のような教授には頼みに来ない。誤解のないよう言えば、国から頼んでほしいから、こう
2007/09/10 リンク