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権力闘争の色彩は薄い。「自民党をぶっ壊す」と叫んだ小泉首相のようなメッセージもない。かつてなく緊... 権力闘争の色彩は薄い。「自民党をぶっ壊す」と叫んだ小泉首相のようなメッセージもない。かつてなく緊張感に乏しい自民党総裁選が告示された。 安倍晋三氏という「勝ち馬」に乗りたい。日の当たるポストにつきたい。選挙の「顔」がほしい――。そんな党内の思惑を集めて、安倍陣営は満席状態である。 圧勝が見えている以上、細かな政策を示して手足を縛られたくないということか。安倍氏の公約は新憲法制定、教育改革といった項目を並べただけの印象だ。歴史認識など微妙な問題を聞かれると、あいまいな答えを返す場面も目立つ。 政策抜き、それでも一人勝ち。こんな奇妙な総裁選に、なぜなったのか。 最大の理由は、10年前に衆院選挙に導入された小選挙区制にある。 小選挙区で当選できるのは1人だけだ。2位当選、3位当選はない。当落は候補者個人の努力もあるが、党首の人気度に大きく左右される。 世論の受けのいい党首か否か。民主党に勝てる党
2006/09/09 リンク