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■ [economy][book]バーバラ・エーレンライク「ニッケル・アンド・ダイムド」 非常に不幸な本です。それ... ■ [economy][book]バーバラ・エーレンライク「ニッケル・アンド・ダイムド」 非常に不幸な本です。それなりに豊かな文人が正体を隠して低賃金労働に従事し、衣食住もその範囲内で賄い、でも実際には蓄えに頼ってしまいましたという枠組みは、昨年出版されたポリー・トインビー「ハードワーク」に極めて似通っていて、どうしても二番煎じの印象を持ってしまいます。原書は本書が2001年、「ハードワーク」が2003年出版ですから、本来は逆だというのに。 #なお、Granta Books社によるイギリス版にはポリー・トインビーがintroductionを寄せているとのことで、そちらも訳してもらえればうれしかったのですが。 その内容についても、「すべて幸福な家庭は互に似かよっているが、不幸な家庭はそれぞれに不幸の趣きを異にしているものである」とのトルストイの名言に反し、低賃金労働者の不幸は互いに似通ってい
2006/09/01 リンク