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高知医療センターの麻酔科ナンバー2、難波健利医師(51)を見つけたのは午後七時すぎだった。目をし... 高知医療センターの麻酔科ナンバー2、難波健利医師(51)を見つけたのは午後七時すぎだった。目をしょぼしょぼさせて医局のソファで新聞を見ていた。 「待機なのに、三回目の徹夜ですからねえ。この二週間で」 前日は院内ICUの当直。この日は自宅待機だったが、また脳神経外科の手術で呼び出されていた。 「本当は夕方で終わりだったんだけど。五時半ごろ脳外科から連絡があって、帰るに帰れずです」 横になると余計に疲れるので、眠気払いに新聞を読んで待っているのだという。 連続勤務は既に三十五時間。間もなく始まる脳動脈瘤(りゅう)の開頭手術は六時間ほどかかる。せっかくの休憩中に申し訳なかったが、整形外科で聞いた話を切り出した。 ―十八年の夏、麻酔科が“崩壊”したそうですね。 すると、ムッとした口調で言った。 「別に崩壊したわけじゃない。僕は『今日をもって、夜間の麻酔科の業務を停止します』と言った