日本のアニメ映画はずっと不作が続いているんじゃないかと思うことがある。
90年代から2000年代を考えてみなよ。
宮﨑駿の自然と人間の相剋、人間倫理。
押井守の自我と世界の境界、存在の不安。
今敏の現実と虚構の融解、心の揺らぎ。
もはや格調高い、アニメ映画の巨匠と古典作品。エンタメでありながら作品を跨いだ表現の核のようなものがある。
どうもやっぱり、庵野秀明のエヴァンゲリオン以降に、何かが決定的に破損したんじゃないかという気がする。
それはよく言われている通り、キャラクター消費の時代であり、物語と表現主義の破損。
新海誠はエンターテナーだし、湯浅政明は動きの求道者だし、細田守はキャラ消費と作品性の両立を期待されたけど迷走しているし…
アニメ界の巨匠って今後出るのかね
Permalink | 記事への反応(1) | 21:26
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アニメに限らず、万人に品行方正を求めた世界に巨匠は現れない 巨匠っていうのは精神性がまともではないからその分野で特化できるのであって 無難な凡人に到達できるものではない