夢野久作の瓶詰地獄を読んだのだけど、どこかに感想(ほぼネタバレ)を落としたくなったのでここで。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2381_13352.html
キチガイ地獄は読んだことがあったので似た系統かなと思ったらだいぶ違った。なるほど、三通の手紙が流れ着いたと…。
作中に出てくる順番に①②③とすると、③→②→①の順番で書かれたのか?と最初は思った。①でもう死にますみたいなこと言ってるし。でも、2回3回読むうちにおかしくない?と思う点が沢山でてきた。
1,鉛筆の残量
②で鉛筆がもうない的なことを言っているのに①の手紙が存在するのは矛盾では?
冒頭で3つの手紙は封がされていたことがわかる。①の船はただの商船か幻覚では?
そこつっこむ?ってところなのはわかる。けれど、島は熱帯気候なのにそこから流した瓶が日本(おそらく)の同じ海岸にたどり着くってどう考えてもおかしいと思う。
自分が読んでてざっと目に付いたのはこれぐらいだけど、ネットで調べたらさらに沢山の矛盾点があるらしい。さらにこの小説自体は作者によって何度も推敲されているという。矛盾が意図的に設定されたものだとして、真相はいったいどんなものなのだろうか…みたいなこと考えてたらなんか怖くなって寝れなくなった
私はドグラマグラの豊かな学識とストーリー構成の難解さに困惑して、作者の夢野久作はいったいどのような思想の持主だろうと興味を持ったものだ。 ドグラマグラのような長編ではな...
何それモグラモグラとかじゃだめなの?
そういうあなたは何者なの?
元評論家やで。あらゆる分野の著名人や作品をこき下ろして稼いでいたんや。今は、暇つぶしと趣味でしかやってないけどな。