ハイパーローカルがメインストリームに: CNNがアウトサイド・インと提携

(This is a translated version of "A VC" blog post. Thanks to Fred Wilson.)
わたしはブログを始めたときから、ハイパーローカルのブロギング運動に関心をもってきた。自前の印刷機を持つと、人は自分の住んでいるところについて何か書こうと考えだすものだ。わたしは学生スポーツだとか、地方リーグの有名選手だとか、地元で議論を呼んでいる問題だとか、かなり多くのハイパーローカル・ニューズについて何年間も書いてきた。
わたしの揺らぐことのない信念は、ローカル・ニューズのことになると、わたしたちは自分で取材しようとするということだ。わたしたちはPTAの委員会や、地方リーグの試合だとか、地元の施設を守ろうとする運動だとかに足を運ぶ。だとしたら、わたしたちよりいい取材ができる人などいるだろうか? それがハイパーローカルのブロギングの意味であり、ゆっくりではあるが確かに熱気を帯びてきている。
今日、わたしたちのポートフォリオ会社「アウトサイド・イン」(ハイパーローカルのブロギング情報を収集し、それを提供し見つけやすくしている会社)は、CNNとのパートナーシップ(提携)を発表した。これは、ハイパーローカルのブロガーたちが書いた記事がCNNに載るようになるということである。これは大きな事案である。これはハイパーローカルのブロギングをメインストリームにする動きであり、時機が熟したのだ。
アウトサイド・インが提供する近所、町内、市内、地域ごとのページはすでに、全国で100以上のメディア・パートナーのサイトに使われている。たとえば「ニュー・ヨーク・ポスト」「ダウ・ジョーンズ・ローカル」「メディア・ジェネラル」「シカゴ・トリビューン」も含まれる。たとえばアウトサイド・インが提供するニュー・ヨーク・ポストのページで、NYCのフラティロン地区を見るとこうなる。フラティロン地区は、ユニオン・スクエア・ヴェンチャーズがある場所だ。
もしあなたがローカル・メディア・ビジネスを(大小はともかく)運営していて、ハイパーローカルのブロガーたちの声をあなたのページに載せたいとしたら、こちらをクリックして、パブリッシャー向けアウトサイド・インの詳細を読んでもらい、使い始めることができる。もしあなたがブロガーで、自分の記事をCNNだとか、ニュー・ヨーク・ポストなどのメディア・パートナーに載せたいのなら、あなたのブログのフィードがアウトサイド・インのインデックスに掲載されるようにするといい。こちらから操作ができる。
このヴィジョンが現実になるにはかなり長い時間がかかったが、ようやく実現した。わたしたちは自分で取材するようになり、大きなメディアはわたしたちの声を集めて、自前では手が届かないところまでローカル・ニューズを報道することができる。これが実現したのはとても喜ばしいことだ。
追記: このニューズについて、アウトサイド・インの創業者スティーヴン・ジョンソンが書いた投稿はこちらだ。それから、新しく資金調達をしたアウトサイド・インはエンジニアリングの求人を行なっている。もしあなたが新しい挑戦をしたいと思っているエンジニアなら、よかったら見て行ってください。