合同会社設立242日目、朝

港区は雨。ひんやりとした朝。
木曜日。
もうすぐ5月も終わるので、そろそろ夏の準備をしようと思う。布団も夏物を出して、冬物を干して押し入れにしまう。ただ、これから梅雨に入るのでどこで決めようかと悩むところだ。
昨日の朝、都内を歩いて思ったのは緑がきれいだなということ。麻布、三田、芝公園あたりの緑が生き生きと育っていて、こっちはただ歩いていて一銭も払っていないのに、向こうで誰かがこの緑を保っていてくれる。それはじつにありがたいことだ。こういうのは東京じゃないとできないのではないかな。
大使館だとか学校だとか、公益にかかわるところはもちろんだが、ホテルや複合オフィスビルなどの私有地にも気前よく緑が残っていて気持がいい。これがあるから江戸の町人はやめられない。こうやって生きながらえるのも武士のおかげなのかもしれないが、誰にお礼を言ってよいのかわからないから礼を言わない。
わたしの日頃の仕事環境は、礼を言わないけれど恩義のある誰かのおかげで成り立っている。